마타리꽃
산이 가까워졌다.
山が近くなった。
단풍잎이 눈에 따가웠다.
紅葉した葉が目に焼きついた。
“ 야아! ”
「わ~い!」
소녀가 산을 향해 달려갔다.
少女が山に向って走って行った。
이번에는 소년이 뒤따라 달리지 않았다.
今度は 少年は後を追って走らなかった。
그러고도 곧 소녀보다 더 많은 꽃을 꺾었다.
それでもすぐに少女よりもっとたくさんの花を摘んだ。
“ 이게 들국화, 이게 싸리꽃, 이게 도라지꽃….”
「これが野菊、これが萩の花、これが桔梗の花…。」
“ 도라지꽃이 이렇게 예쁜 줄은 몰랐네. 난 보랏빛이 좋아! ……근데 이 양산 같이 생긴 노란 꽃은 뭐지(뭐니)?”
「桔梗の花がこんなに綺麗だと思わなかった。私は紫色が好き!……ところで この日傘みたいな黄色い花は何?」
“ 마타리꽃”
「おみなえしの花」
소녀는 마타리꽃을 양산 받듯이 해 보인다.
少女はおみなえしの花を 日傘をさすようにしてみせる。
약간 상기된 얼굴에 살폿한 보조개를 떠올리며.
少し上気した顔に やんわりエクボを浮かべながら。
다시 소년은 꽃 한 웅큼을 꺽어 왔다.
また 少年は花を一握り摘んできた。
싱싱한 꽃가지만 골라 소녀에게 건넨다.
瑞々しい花だけ選んで少女に手渡した。
그러나 소녀는,
すると少女は、
“ 하나두(도) 버리지 말어(말라).”
「一つも捨てないで。」(※少女の少年に対する感謝の気持ちの現れ)