소나기 9. 가을의 꽃들(秋の花々)

f:id:keltutin_kor:20200504180242j:plain마타리꽃

 

  산이 가까워졌다.

  山が近くなった。

  단풍잎이 눈에 따가웠다.

  紅葉した葉が目に焼きついた。

  “ 야아! ”

  「わ~い!」

  소녀가 산을 향해 달려갔다.

  少女が山に向って走って行った。

이번에는 소년이 뒤따라 달리지 않았다.

今度は 少年は後を追って走らなかった。

그러고도 곧 소녀보다 더 많은 꽃을 꺾었다.

それでもすぐに少女よりもっとたくさんの花を摘んだ。

   “ 이게 들국화, 이게 싸리꽃, 이게 도라지꽃….”

   「これが野菊、これが萩の花、これが桔梗の花…。」

   “ 도라지꽃이 이렇게 예쁜 줄은 몰랐네. 난 보랏빛이 좋아! ……근데 이 양산 같이 생긴 노란 꽃은 뭐지(뭐니)?”

   「桔梗の花がこんなに綺麗だと思わなかった。私は紫色が好き!……ところで この日傘みたいな黄色い花は何?」

   “ 마타리꽃”

   「おみなえしの花」

  소녀는 마타리꽃을 양산 받듯이 해 보인다.

少女はおみなえしの花を 日傘をさすようにしてみせる。

약간 상기된 얼굴에 살폿한 보조개를 떠올리며.

少し上気した顔に やんわりエクボを浮かべながら。

  다시 소년은 꽃 한 웅큼을 꺽어 왔다.

 また 少年は花を一握り摘んできた。

싱싱한 꽃가지만 골라 소녀에게 건넨다.

瑞々しい花だけ選んで少女に手渡した。

  그러나 소녀는,

  すると少女は、

  “ 하나두(도) 버리지 말어(말라).”

   「一つも捨てないで。」(※少女の少年に対する感謝の気持ちの現れ)